第20课(课文)太極拳で広がる交流

【本课内容】

単語:

元…(もと…)原…
全…(ぜん…)全…
歩道(ほどう)人行道
適切(てきせつ)恰当、适当、适合
座布団(ざぶとん)坐垫
思わず(おもわず)禁不住、不由得
うなずく(うなずく)点头
箇所(かしょ)地方、处所
ねじ(ねじ)螺丝钉、螺钉
苦しい(くるしい)痛苦、苦
間違う(まちがう)错误、做错
あわただしい(あわただしい)忙乱、急忙、慌忙、慌张
苦難(くなん)困难、苦难
乗り越える(のりこえる)渡过;跨过;越过
博士(はかせ)博士
…賞(ノーベルしょう)诺贝尔奖
命(いのち)命、生命
宇宙開発(うちゅうかいはつ)宇宙开发
国際関係(こくさいかんけい)国际关系
おれ(おれ)我、咱、俺
面子(めんつ)面子、颜面、脸面
漢方薬(かんぽうやく)中药
…層(オゾンそう)臭氧层
遮る(さえぎる)阻挡、遮挡、遮住、挡住
新潟県(にいがたけん)新潟县
社会(しゃかい)社会
何もかも(なにもかも)什么都、什么也
愛用(あいようする)爱用、喜欢用
精神面(せいしんめん)精神方面
弱さ(よわさ)柔弱、脆弱
金儲け(かねもうけ)赚钱、获利、挣钱
経営者(けいえいしゃ)经营者
体力作り(たいりょくづくり)增强体力
食べ歩き(たべあるき)边走边吃
防止(ぼうし)防止
胃(い)胃
農薬(のうやく)农药
漬物(つけもの)腌菜、咸菜
倍増(ばいぞうする)倍增
農家(のうか)农民、农家
真剣(しんけん)认真、正经、严肃
混雑(こんざつする)混乱、杂乱、拥挤
削減(さくげん)削减、减少
大物(おおもの)大人物
スキャンダル(スキャンダル)丑闻、丑事
信用(しんよう)信用、诚信
存続(そんぞく)存续、长存、永存
知識(ちしき)知识
技術(ぎじゅつ)技术
向上(こうじょう)向上、提高、进步
生命(せいめい)生命
無…(む…)无…、没…

课文:

太極拳で広がる交流
太極拳は歴史と伝統のある拳法である。だれもが持っている体のエネルギー、つまり「気」で戦う拳法なので、体が小さい人や、力が弱い人にも向いた護身術だといわれている。健康法としても高く評価されていて、中国の公園や広場では太極拳をする人たちをよく見かける。
公園や広場でよく見る太極拳は、「簡化24式太極拳」と呼ばれ、元中国体育委員会が一般に広く普及されるために制定したものである。拳法というよりもむしろ健康のため体操で、血液の循環を良くし、内臓の機能を高める。肩こり、腰痛など、体の不調ばかりでなく、ストレスを解消するのにも役立つといわれている。
こうした効用は世界的に認められている、アメリカやヨーロッパでも健康のために太極拳を趣味にしている人は多い。日本でも100万人以上の愛好者がいて、全国的に大きなブームになっている。「太極拳の市」として全市民で愛好している地域さえあるほどだ。日本では高齢化が進んでいるが、この市も高齢者が人口の4分の1以上を占めている。市長の提案で太極拳を推進し、市民の健康作りに役立てることにした。市は、練習所や体育館を作り、講習を行い、ラジオで毎朝35分間太極拳の音楽を放送した。そのような数々の努力が結び、大勢の市民が参加するようになった.実際、太極拳を始める前よりも健康になったという高齢者も多い。また、高齢者の医療、介護に関わる市の財政負担が軽減されると期待されている。
太極拳の「効用」は単に健康の側面だけではない。中国と日本のつながりを強める役目も果たしている。多くの日本人が本場中国の太極拳を体験するため、中国を訪れている。また本家、中国からも太極拳の愛好者が日本に来るようになった。太極拳で日中の交流が広がっている。北京オリンピックを境にさらに普及し、世界が太極拳によって心を1つにする時代が来るのではないだろうか。そんな未来も夢ではないと多くの太極拳愛好者は考えている。




【课程讲解】

1.だれもが

“だれも”作为名词使用,与“が”结合用作主语。多用于书面语。疑问词“何”进行这种组合时应该使用“何もかもが”而不能说成“何もが”。
△だれもが持っている体のエネルギー、つまり「気」で戦う拳法なので、体が小さい人や、力が弱い人にも向いた護身術だといわれている。
(因为它是利用任何人都能运用的体内能量来击打,也就是驭“气”对敌的拳法,所以被认为是也适合身材矮、力量弱的人练习的护身术。)
△その市場で売られている何もかもが安くて、新鮮だった。
(那个市场上卖的所有东西都是既便宜又新鲜。)

2.つまり

“つもり”为副词,其作用是对前面的说话内容进行总结并追加说明,或是用别的说法来替代前面的说法。本课中用“気”来替代文中的“だれもが持っている体のエネルギー”。
△だれもが持っている体のエネルギー、つまり「気」で戦う拳法なので、体が小さい人や、力が弱い人にも向いた護身術だといわれている。
△話が長くて要点がつかめない。つまり話し方が悪いのだ。
(话说得太长,而且抓不住要点。也就是说,讲话的方式不好。)

3.~に向いた

动词“向く(朝向)”其本意为把脸或者身体转向某个对象或者方向。由此派生出某物或者事情比较适合某个对象之意(中级第11课课文)。本课中表示“也适合身材矮,力量弱的人”。对象助词要用“に”来表示。
△体が小さい人や、力が弱い人にも向いた護身術だといわれている。
△この日本酒の飲み方は、中国人に向いていると思います。
(我想这种日本酒的喝法适合中国人。)

4.高く評価されていて[省略主语]

“健康法としても高く評価されていて、~”句子中省略了主语。整个句子的主语都是“太極拳”,因为从前后文比较容易判断,所以没有明确写出来。
△(太極拳は)健康法としても高く評価されていて、中国の公園や広場では太極拳をする人たちをよく見かける。

5.見かける

动词“見る”本身带有意志性,是有意识地看什么东西的意思。“見かける”表示不是有意识的看,而是很偶然的看到了某种东西。与“見られる”(中级第4课课文)意思很相近。但是,“見かける”伴随具体的动作,而“見られる”还可用于抽象事件。
△健康法としても高く評価されていて、中国の公園や広場では太極拳をする人たちをよく見かける。
△昨日の昼、そこの歩道で李さんを見かけました。
(昨天白天我在那条人行道上走的时候看到了小李。)
△日本の若い女性の間には、無理なダイエットをする人が見られる。
(在日本的年轻女性中有的人为了减肥而盲目地过度节食。)
×日本の若い女性の間には、無理なダイエットをする人が見かける。

6.一般に

“一般”是名词,有“并不特殊、很普通”“普通大众”两种意思。本课中表示“很多的普通人”“整个社会”的意思。与“一般的”的意思和用法不同,需注意使用。
△元中国体育委員会が一般に広く普及させるために制定したものである。
(是原国家体育运动委员会为了向大众推广普及而编定的。)
△一般的に、これまで日本ではサッカーより野球が広く普及してきた。
(一般而言,直到现在,棒球在日本要比足球更为普及。)

7.~というより(も)

“小句(简体形式)+というより(も)”表示用更确切的说法来表达主张或者为自己的表达换一种说法。有时可以用“は”替换“も”,成为“~というよりは”的形式。“~というより”“~というよりも”“~というよりは”这三种形式意思基本相同。有时后续副词“むしろ(与其……倒……)”,还有后续“~というほうが適切だ(倒是……更恰当)”的说法。
△拳法というよりもむしろ健康のための体操で、血液の循環をよくし、内蔵の機能を高める。
(与其说是拳术,不如说是一种健身操,它能改善血液循环,增强内脏功能。)
△それは座るというよりも座布団の上に倒れるという様子だった。
(当时那个样子与其说是坐,倒不如说是跌倒在坐垫上。)

8.~ばかりで(は)なく~

“小句(简体形式)+ばかりで(は)なく”“名词+ばかりで(は)なく”表示不仅仅是这种要素,还有其他的。在书面语中还可以使用“~ばかりか”。意义、用法相同的还有“だけで(は)なく”(中级第11课课文)。实际通常使用“ばかりで+はなく”“だけで+はなく”,即加“は”的形式居多。
△体の不調ばかりでなく、ストレスを解消するのにも役立つといわれている。
(据称不仅能缓解身体不适症状,还有利于解除精神疲劳。)
△その地方は寒いばかりではなく、乾燥しているため、農業には向いていない。
(那个地方不仅寒冷,而且气候干燥,因此不适合发展农业。)

9.ストレスを解消する

消除“ストレス(精神紧张、感到压抑)”要使用“解消する(消解)”这个动词来表示。还可以把“解消する”的汉字部分与“ストレス”结合,组成一个名词“ストレス解消(消除精神压力)”。
△体の不調ばかりでなく、ストレスを解消するのにも役立つといわれている。
△森さんはストレス解消のために毎日ランニングをしています。
(为了缓解精神压力,森先生每天跑步。)

10.~ほどだ

“动词(简体形式)+ほど”表示程度很高(中级第1课会话)。如果接谓语时为“~ほど~”,
接名词时为“~ほどの~”,位于句尾时为“~ほどだ”。因为有很多时候都表示比较极端的事件,在“ほどだ”的前面有时可以加“さえ”“まで”“でも”等(中级第7课课文)。
△「太極拳の市」として全市民で愛好している地域さえあるほどだ。
(甚至有的地区由于全体市民都爱好太极拳而成为“太极拳之市”。)
△その日は、部屋のコッブの水さえ凍るほどの寒さだった。
(那天冷得连房间里杯中的水都结冰了。)

11.高齢化が進む

随着寿命的延长,社会上老年人口不断增多,这种现象叫“高齢化(老龄化)”(中级第1课课文)。表示这种状态进一步发展时用动词“進む”。这种表示变化不断加剧的说法,还有“少子化が進む(少子化程度不断加剧)”“地球温暖化が進む(全球变暖不断加剧)”等。
△日本では高齢化が進んでいるが、この市も高齢者が人口の4分の1以上を占めている。
(日本社会老龄化不断加剧,这个城市的老龄人口也占到了四分之一以上。)

12.数々

“数々”有表示数量多的意思,还表示“众多物体中的每一件”,本课中承接前文,表示“经过很多努力终于取得了成果”。
△数々の苦難を乗り超えて、プロジェクトは成功した。
(克服重重困难,项目终于取得了成功。)

13.~に関わる

采用“[名词1]+に関わる+[名词2]”的形式,表示[名词2]和[名词1]是联系在一起的。“関わる”跟“関係する”意思基本相同,但它是比“関係する”更正式一些的书面语。此外,“関わる”还可以表示“影响到……”,如“この病気は命に関わる(这个病性命攸关)”。
“~に関する”则只表示“与……有关系”,不能表示“影响到……”,也不能使用在句尾(中级第11课课文)。
△また、高齢者の医療、介護に関わる市の財政負担が軽減されると期待されている。
(而且,还有望减少市里为老年人支付的医疗、护理费用等相关财政负担。)
△会社の将来に関わる大事件。
(这是关系到公司未来的大事件。)
×会社の将来に関する大事件。

14.役目を果たす

“役目(职责)”指必须做的工作、承担的职责或发挥的作用。一般与动词“果たす”一起使用,表示“发挥作用或功能”的意思。
△中国と日本のつながりを強める役目も果たしている。
(还起着加强中国和日本之间联系的作用。)
△オゾン層は紫外線を遮る役目を果たしている。
(臭氧层发挥着阻挡紫外线的功能。)

15.~を境に

“Aを境にB”的用法表示以某件事为分水岭,前后状况变化很大。A项一般为相当于事情的名词,B项为表示变化内容的小句或谓语成分。在这种情况下,将该分水岭成为“境”,本课中把“(北京奥运会)”作为分水岭。
△北京オリンピックを境にさらに普及し、世界が太極拳によって心を1つにする時代が来るのではないだろうか。
(以北京奥运会为契机,太极拳将更加普及,全世界的人们因太极拳而相互理解的时代将会来临。)
△1970年代を境に、日本は高齢化社会になったといわれる。
(据说以1970年为分水岭,此后日本进入了老龄化社会。)

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