23.国際性

会話

神戸で
日本旅行最終日。森家と佐藤家は神戸の南京町を訪れる

(神戸の南京町では、春節祭の真っ只中。獅子や龍が舞い踊り、にぎやかな様子。レストランにて)
光一:日本のお正月もいいけど、春節はにぎやかでいいね。
秀麗:ええ。やっぱり春節が来ないと、年を越した感じがしなくて。
緑:秀麗にとって、中秋節も同じじゃない?
秀麗:うん。中秋節と春節は家族団らんの時を過ごす大切な祝日だからね。
緑:わたしも、お正月は家族いっしょに過ごしたいって思うな。上海にいるとなかなか日本の季節や行事を体感させてあげられないんだけど。でも、お雑煮を作ったり、着物を着たり、できるだけ雰囲気作りをしてる。
健太郎:ぼくらの子供たちは、これからどんな時代を生きていくんだろうな。
緑:何?いきなりそんなこと言い出して、どうしたの?
健太郎:いや。ぼくらの子供は、同時に2つの文化に接しているだろう。今はただ、知識や体験を吸収しているだけだけど、いつかは、日中文化や交流の中でつまずくこともあるんじゃないかと思って…。
光一:それは、ぼくたち次第じゃないですか。
秀麗:そうね。まずは、思いやりを忘れないこと。あとは、「学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆うし」って言うじゃない。この言葉に倣えば、自然と広い視野で物事を見られるようになるんじゃないかな。
健太郎:なんだか李さんが言うと、説得力あるよな。

(大人たちのかたわらで、子供たちはたわいない話をしている)
瑛士:ぼくら、来年の夏から、兄弟で地元の獅子舞チームに入るんだぜ。
望:わたしも!わたしも!
徹平:希ちゃんはもう少し大きくなったらな。そしたらいっしょに獅子舞やろうよ。
望:えー。望、もう大きいから、獅子舞できるのに!
(再び新大阪駅の改札で)
緑:今回は、お世話になりました。今度は上海にも遊びに来てね。
光一:来年の春節は北京に帰る予定だから、またその時に。
秀麗:それじゃあ、再见。(望に向かって)望、あいさつは?
望:(涙を浮かべながら)再见。下次一定中国见!
(瑛士や徹平が手を振っている。望もそれに力強く手を振り返す)

新出語彙1

なんきんまち(南京町)[专] 南京町
まっただなか(真っ只中)[名] 正值,正盛时;正中央
しし(獅子)[名] 狮子
りゅう(龍)[名] 龙
まいおどる(舞い踊る)[动1自] 舞蹈
ちゅうしゅうせつ(中秋節)[名] 中秋节
だんらん(団らん)[名] 团圆
たいかんする(体感~)[名・サ变自] 体验;身体所感
ぞうに(雑煮)[名] 煮年糕,年糕汤
ならう(倣う)[动1自] 效仿。仿照;效法
しや(視野)[名] 视野
たわいない[形1] 孩子气,天真;无聊,无谓
うかべる(浮かべる)[动2他] (使)出现;浮,泛;想起

まなびておもわざれば、すなわちくらし。おもいてまなばざれば、すなわちあやうし(学びて思わざれば、則ち罔し。思いて学ばざれば、則ち殆うし)学而不思则罔,思而不学则殆




课文

温かいスープ

外国語を習得することは,国際交流のための重要なツールの1つであり,外国語に精通していれば,異国の文化が理解しやすくなる。確かに,国際交流に言葉は必要だが,果たしてそれだけで十分なのであろうか。

哲学者として知られる今道友信に「温かいスープ」と題する一文がある。自身がパリに滞在した時の体験を著したものであるが,国際交流が叫ばれる中,改めて国際性とは何かについて考えるうえで,とても貴重なエピソードである。

温かいスープ

今道友信

第二次世界大戦が日本の降伏によって終結したのは,1945年の夏であった。その前後の日本は世界の嫌われ者であった。信じがたい話かもしれないが,世界中の青年の平和なスポーツの祭典であるオリンピック大会にも,戦後しばらくは日本の参加は認められなかった。そういう国際的評価の厳しさを嘆く前に,そういう酷評を受けなければならなかった,かつての日本の独善的な民族主義や国家主義については謙虚に反省しなくてはならない。そのような状況であったから,世界の経済機構への仲間入りも許されず,日本も日本人もみじめな時代があった。そのころの体験であるが,国際性とは何かを考えさせる話があるので書き記しておきたい。

1957年,私はパリで大学の講師を務めていた。しばらくはホテルにいたが,主任教授の紹介状で下宿が見つかり,訪ねあてたところ,そこの主婦は,私が日本人だと知るや,「夫の弟がベトナムで日本兵に虐殺されているので,あなた個人になんの恨みもないけれど,日本人だけはこの家に入れたくないのです。この気持ちを理解してください。」と言い,私が下宿するのを断った。しかたなく,大学が見つけてくれた貧相な部屋のホテル住まいをすることになった。

そのころの話である。私は平生は大学内の食堂でセルフサービスの定食を食べていたが,大学と方角の違う国立図書館に調べに行くと決めていた土曜は,毎晩,宿の近くの小さなレストランで夕食をとるほかなかった。その店はぜいたくではないがパリらしい雰囲気があり,席も10人そこそこしかない小さな手作りの料理店であった。白髪の母親が台所で料理を作り,生っ粋のパリ美人という感じの娘がウェイトレスと会計を受け持ち,二人だけで切り盛りしていた。毎土曜の夕食をそこでとっていたから,2か月もすれば顔なじみになった。

若い非常勤講師の月給は安いから,月末になると外国人の私は金詰りの状態になる。そこで月末の土曜の夜は,スープもサラダも肉類もとらず,「今日は食欲がない。」などと余計なことを言ったうえで,いちばん値の張らないオムレツだけを注文して済ませた。それにはパンが一人分ついてくるのが習慣である。そういう注文が何回かあって気づいたのであろう,この若い外国生まれの学者は月末になると苦労しているのではなかろうか,と。

ある晩,また「オムレツだけ。」と言ったとき,娘さんのほうが黙ってパンを二人分添えてくれた。パンは安いから二人分食べ,勘定のときパンも一人分しか要求されないので,「パンは二人分です。」と申し出たら,人さし指をそっと唇に当て,目で笑いながら首を振り,他の客にわからないようにして一人分しか受け取らなかった。私は何か心の温まる思い出,「ありがとう。」と,かすれた声で言ってその店を出た。月末のオムレツの夜は,それ以後,いつも半額の二人前のパンがあった。

その後,何か月かたった2月の寒い季節,また貧しい夜がやって来た。花のパリというけれど,北緯50度に位置するから,わりに寒い都で,9月半ばから暖房の入る所である。冬は底冷えがする。その夜は雹が降った。私は例によって無理に明るい顔をしてオムレツだけ注文して,待つ間,本を読み始めた。店には二組の客があったが,それぞれ大きな温かそうな肉料理を食べていた。そのときである。背のやや曲がったお母さんのほうが,湯気の立つスープを持って私のテーブルに近寄り,震える手でそれを差し出しながら,小声で,「お客さまの注文を取り違えて,余ってしまいました。よろしかったら召し上がってくださいませんか。」と言い,優しいひとみでこちらを見ている。小さな店だから,今,お客の注文を間違えたのではないことぐらい,私にはよくわかる。

こうして,目の前に,どっしりしたオニオングラタンスープが置かれた。寒くてひもじかった私に,それはどんなにありがたかったことか。涙がスープの中に落ちるのを気取られぬよう,一さじ一さじかむようにして味わった。フランスでもつらい目に遭ったことはあるが,この人たちのさりげない親切のゆえに,私がフランスを嫌いになることはないだろう。いや,そればかりではない,人類に絶望することはないと思う。

国際性,国際性とやかましく言われているが,その基本は,流れるような外国語の能力やきらびやかな学芸の才気や事業のスケールの大きさなのではない。それは,相手の立場を思いやる優しさ,お互いが人類の仲間であるという自覚なのである。その典型になるのが,名もない行きずりの外国人の私に,口ごもり恥じらいながら示してくれたあの人たちの無償の愛である。求めるところのない隣人愛としての人類愛,これこそが国際性の基調である。そうであるとすれば,一人一人の平凡な日常の中で,それは試されているのだ。

『中学校国語教科書3』(光村図書)より

【注】今道友信(1922- )東京都出身。哲学者。

新出語彙2

いちぶん(一文)[名] 一篇文章,一篇短文
しゅうとくする(習得~)[名・サ变他] 学会,学好
ツール[名]手段,工具
せいつうする(精通~)[名・サ变自] 精通
いまみちとものぶ(今道友信)[专] 今道友信
だいする(題~)[名・サ变自] 命题;题字
あらわす(著~)[动1他] 著述,讲述
エピソード[名] 小故事,插曲,花絮
こうふく(降伏)[名・サ变自] 投降;归降
ぜんご(前後)[名] 前后
なげく(嘆く)[动1自] 感叹,叹息
こくひょう(酷評)[名・サ变他] 严厉批评
どくぜんてき(独善的)[形2] 自以为是,孤芳自赏
けんきょ(謙虚)[形2] 谦虚
きこう(機構)[名] 机构,组织
なかまいり(仲間入り)[名・サ变自] 参加到一伙当中,成为其中一员
みじめ[形2] 悲惨,凄惨
かきしるす(書き記す)[动1他] 记下来,写下来
げしゅく(下宿)[名・サ变自] 在别人家中寄宿;低级旅社
たずねあてる(訪ねあてる)[动2他] 探寻到,造访
にほんへい(日本兵)[名]日本兵
ぎゃくさつする(虐殺~)[名・サ变他] 虐杀,残杀
うらみ(恨み)[名] 仇恨,恨,怨,不满
ひんそう(貧相)[形2] 寒酸,破旧;贫寒相
すまい(住まい)[名] 居住;住处
へいぜい(平生)[名] 平素,平时
セルフサービス[名] 自助
はくはつ(白髪)[名] 白发
きっすい(生っ粋)[名] 地道,纯粹
びじん(美人)[名] 美人,丽人
ウェイトレス[名] 女侍者,女服务员
うけもつ(受け持つ)[动1他] 承担
ひじょうきんこうし(非常勤講師)[名] 编外讲师
げっきゅう(月給)[名] 月薪,工资
かねづまり(金詰り)[名] 拮据,银根紧缩
よけい(余計)[形2] 多余
オムレツ[名] 煎鸡蛋卷
そえる(添える)[动2他] 添,附加,附上
かんじょう(勘定)[名・サ变他] 付款,结账
もうしでる(申し出る)[动2他] 申述;提出
ひとさしゆび(人さし指)[名] 食指
くちびる(唇)[名] 嘴唇
かすれる[动2自] 压低着(声音),声音嘶哑
ほくい(北緯)[名] 北纬
わりに[副] 比较
そこびえ(底冷え)[名・サ变自] 冷得彻骨,严寒彻骨
ひょう(雹)[名] 冰雹
ゆげ(湯気)[名] 热气
こごえ(小声)[名] 小声
とりちがえる(取り違える)[动2他] 弄错;拿错;理解错
ひとみ[名] 目光,瞳孔,眸子
こうして[连] 这样地;这样
どっしり[副] 有分量的,沉甸甸的;稳重
オニオングラタンスープ[名] 洋葱烤奶酪菜汤
ひもじい[形1] 饿,空腹
けどる(気取る)[动1他] 觉察,猜测到
つらいめ(つらい目)[名] 痛苦,不快
さりげない[形1] 若无其事,毫不在意
ゆえ[名] 理由,缘故
やかましい[形1] 议论纷纷;挑剔;嘈杂
きらびやか[形2] 华丽;灿烂夺目
がくげい(学芸)[名] 学艺,文艺
さいき(才気)[名] 彩旗,才华
スケール[名] 规模;等级
おもいやる(思いやる)[动1他] 着想,体谅,体贴
おたがい(お互い)[名] 彼此,互相
じかく(自覚)[名・サ变他] 意识到,觉悟
てんけい(典型)[名] 典型
ゆきずり(行きずり)[名] 偶尔路过;迎面错过
くちごもる(口ごもる)[动1自] 支支吾吾,欲言又止;结结巴巴
はじらう(恥じらう)[动1自他] 害羞,害臊
むしょう(無償)[名] 无偿;免费
りんじん(隣人)[名] 邻居,街坊,邻人
きちょう(基調)[名] 基本思想;基调
こくご(国語)[名] 国语

なんの 没什么
ねがはる(値が張る) 价高,价格贵
はなのパリ(花の~)花都巴黎
かおをする(顔をする)做出……表情,显出……样子




课文解说1

1.课文特点 [随笔]
本课课文是一篇文学作品。该作品收录在日本初中生使用的《国语教科书》(3年级)中,是知名哲学家今道友信以国际交流为题,将自己亲身经历的故事用初中生容易理解的语言写成。本篇课文的特点是,它既是带有一定文学性的作品,又是《国语教科书》的教材。
本课对原版教材全文,包括最前面的6行导语悉数引用。只是将竖排的原文改为横排,并把汉字书写的数字改为阿拉伯数字,标点符号也根据横排的格式,将“,”改为“,”。除此以外,基本上对原文的汉字用法不加修改而原样引用。因此,与本书其他课文相比,部分书写格式有所不同。
日语中的逗号,横排(或横书)时,有的文章用“,”有的文章用“,”本书统一使用“,”但竖排或直书时则只使用“,”。

哲学者として知られる今道友信に「温かいスープ」と題する一文がある。

2.~と題する
“題する”是サ变动词的一种。使用时一般采用“~と題する”“~と題した~”这样的惯用表达方式。意思是“以……为标题的……”“标题为……的……”。
△わたしのパソコンに、「ウィルスに注意」と題したメールが時々届く。
(我的电脑常常会收到标题为“小心病毒”的电子邮件。)
サ变动词中,“勉強する”“旅行する”“食事する”“仕事する”等双汉字名词为词干的较多,但也有“題する”这样的单汉字词。常见的还有“達する”“察する(观察,揣测)”“適する”“接する”等。
今回の台風による被害額は10億円に達した。
(这次的台风,受灾金额高达10亿日元。)
犯人は危険を察して逃げたのかもしれない。
(罪犯可能觉察到危险,逃跑了。)
外部と接するドアには、すべてかぎがかけられている。
(与外部连接的门全部上了锁。)

1957年,私はパリで大学の講師を務めていた。

3.~を務める
“務める”意思是“承担某项职务”“担当某个角色”,多用“~を務める”的形式。
△新しい制度ができて、一般の人も裁判員を務めなければならない。
(新制度开始执行,一般人也要做审判员。)
△今度の映画で主役を務めるのは新人の女優だ。
(本次在影片中担当女主角的是新人。)
读音相同的词还有“努める”和“勤める”。“努める”表示尽力而为,以“~に努める”的形式使用;“勤める”意思是受雇而为,多用“~に勤める”的形式。
△品質の維持と技術の向上に努めます。
(致力于维护质量和提高技术水平。)
△わたしの主人は市役所に勤めています。
(我丈夫在市政府工作。)

私が日本人だと知るや,…と言い,私が下宿するのを断った。

4.~や(否や)
“~や”与“~や否や”相同,表示“一……立刻”“与……同时”的意思。“~と知るや”则表示“知道……后立刻”,多用“动词基本形+や(否や)”的形式。
終業のベルが鳴るや否や、学生たちは教室を飛び出していった。
(下课铃声一响,学生们就跑出了教室。)
飼い主を見つけるや、の犬はしっぽを振りながら駆け寄っていった。
(一看见主人,那只狗便摇着尾巴跑过去了。)

あなた個人になんの恨みもないけれど,日本人だけはこの家に…

5.なんの~も~
“なんの”也写成“何の”,用“なんの~も~ない”的形式强调否定。
子供たちは親の言うことに、なんの疑いも持っていない。
(小孩子对父母说的话毫不怀疑。)
うちの子供たちは何の苦労も知らずに育った。
(我家孩子从小到大从没吃过苦。)

大学と方角の違う国立図書館に調べに行くと決めていた土曜は,毎晩,宿の近くの小さなレストランで夕食をとるほかなかった。

6.~ほかない/~ほかはない
“~ほかない”、“~ほかはない”意思是“除了……没有别的办法”,前面多接动词基本形。
△電車が動かないのなら、会社まで歩いていくほかない。
(既然电车不开,只能步行去公司。)
△就職先が見つかるまではアルバイトをしながら生活するほかはない。
(在找到工作单位之前,只有打工维持生活。)

いちばん値の張らないオムレツだけを注文して済ませた。

7.値が張る
“値が張る”意思是比一般价格高,本来用语买东西。修饰名词时“が”可以换作“の”,成为“値の張る”的形式(中级第5课)。“値段が高い”表示客观上金额高,而“値が張る”则不一定依据金额,也用于从个人价值观出发感觉贵的情形。多用“値が張る”“値が張らない”的形式。
王さんに紹介してもらったお店は、少し値が張るけど、おいしいって評判だよ。
(小王介绍的店虽然价格有点贵,不过好吃这一点是有口碑的。)
こちらの店はあまり値が張らないので、気軽にご利用いただけます。
(这边的店价格不高,可以放心享用。)

花のパリというけれど,北緯50度に位置するから,わりに寒い都で,9月半ばから暖房の入る所である。

8.花の~
“花の+处所”是一种固定搭配,不一定是指真正的“花”,而指繁华的场所,如“花のパリ(锦绣巴黎)”“花の東京(繁华的东京)”。另外,还有“花の+机构”的说法,如“花の総務課(耀眼的总务课)”。这时,不仅有“女性多的艳丽科室”之意,还用于“因才俊聚集而在公司内也很耀目的科室”的意思。带“花”的表达方式除了“花が咲く”(高级第8课),还有外观,内容俱佳的“花も実もある(有名有实)”,将胜利或名誉让与他人的“花を持たせる(给某人脸上增光)”,不屑风流但求实惠的“花より団子(奢华求实)”等等。
ぼくは給料が下がるなら昇進などしたくない。
(要是还得降工资,我才不稀罕那样的晋升。)
——花より団子ってことね。(我是不图虚名,但求实惠的。)
やっとセールスでトップになれた。きっと、みんなが花を持たせてくれたのだろう。
(终于成了销冠。一定是大家让给我的。)




课文解说2

9.わりに [口语]
“わりに”与“わりと”同样,都是副词,表示程度稍微超过预想。二者都用于口语,书面语用“比較的”。
この問題、わりに簡単だよ。
(这个问题比较简单!)
今日の会議、わりと早く終わったね。
(今天会议结束得比较早啊。)
この辺一帯は、比較的静かだ。
(这一带相对安静一些。)
“动词/一类形容词(简体形式)+わりに”“二类形容词+な+わりに”“名词+の+わりに”,表示某事物具有某种性质,但却与预想的相反(高级第4课)。在这种情况下不用“~わりと”的形式。
わたしの母は年齢のわりに若く見えます。
(我妈妈看上去比她的实际年龄要年轻。)
×わたしの母は年齢のわりと若く見えます。

店には二組の客があったが,それぞれ大きな温かそうな肉料理を食べていた。

10.客がある
“ある”一般表示物体的存在,如“部屋に机がある(房间里有桌子)”。表示人或动物的存在用“いる”(初级第4课),如“公園に子供がいる(公园里有小朋友)”。但有时在文章中初次叙述人物的存在时也用“ある”,如“客がある”。
昔々、ある所におじいさんとおばあさんがありました。
(很久很久以前,在一个地方,有一位老爷爷和一位老奶奶。)

こうして,目の前に,どっしりしたオニオングラタンスープが置かれた。寒くてひもじかった私に,それはどんなにありがたかったことか。涙がスープの中に落ちるのを気取られぬよう,一さじ一さじかむようにして味わった。

11.こうして
“こうして”用于承接前项,叙述后项。躲在讲故事或回忆时用作归纳。
△[讲述太郎的故事]こうして、太郎は大金持ちになったのでした。
(就这样,太郎成了大富翁。)
△[婚宴上的致辞]一目ぼれした山田さんが鈴木さんに手紙を送ったところ、実は鈴木さんも山田さんに好意を寄せていて、すぐに返事を出したということです。こうして、2人の交際が始まりました。
(听说,对铃木一见钟情的山田给她写了信,而铃木其实对山田也有好感,马上就回了信。就这样,两人开始交往起来。)

12.~ことか
“~ことか”表示感动或感叹。以“小句(简体形式)+ことか”的形式,多与“どんなに”搭配使用。
登山の途中で風が強くなってきて、どんなに寒かったことか。
(登山途中风刮得越来越猛,别提有多冷了!)
待望の孫が生まれた。わたしも妻も孫の成長をどんなに楽しみにしていることか。
(盼望已久的孙子出生了。我和妻子多么期待孙子的成长啊!)
有时,还用同义表达方式“~ことでしょう”、“~ことだろう”。
事故で一度に両親を亡くして、その子はどんなに悲しかったことでしょう。
(因事故父母双亡,那孩子多伤心啊!)
1億円の宝くじが当たったら、どんなにうれしいことだろう。
(要是中了1亿日元的彩票,我得多高兴啊!)

13.気取る[书面语]
“気取る”读作“けどる”,表示从周围的气氛察觉情况。一般多用被动形式“気取られる”,主要用作书面语。
课文中的“気取られぬ”是“気取られる”加上表示否定的“ぬ”构成的,可以用“気取られない”替换。“気取られぬよう”表示不被察觉的意思。
サンタクロースからのプレゼントのつもりで、夜中こっそりと子供の枕元にプレゼントを置いておいたのに、両親からのプレゼントだといつのまにか気取られていた。
(我们在夜里悄悄在孩子的枕边放上了礼物,装作是圣诞老人送来的,但不知什么时候,却被孩子察觉了那是爸爸妈妈送的。)
△敵に気取られないように、やぶの中でじっとしていた。
(为了不被敌人发现,一动不动地躲在草丛中。)
“気取る”在读“きどる”时有两种意思:①装腔作势,做作;②假装成某种样子,以……自居。
△わたし、気取った男は大嫌い!
(我非常讨厌装腔作势的男人!)
△最近は、作家を気取って当校する人が多い。
(最近,很多投稿人自诩为作家。)
②还有名词形用法“~気取り”,多用于“作家気取り(摆出作家的架式)”“スター気取り(摆出明星的架式)”“学者気取り(摆出学者的架式)”。
うちの娘はのど自慢大会で入賞して、すっかり歌手気取りだ。
(我女儿在赛歌会上得了奖以后,整天摆出一副歌星的架势。)

この人たちのさりげない親切のゆえに,私がフランスを嫌いになることはないだろう。いや,そればかりではない,人類に絶望することはないと思う。

14.~のゆえに [书面语]
“ゆえ”表示理由,缘由,用“名词/二类形容词+のゆえに”的形式,表示“由于……”“因为……”。也可以不加“の”直接接名词。也用“动词/一类形容词(简体形式)+ゆえに”或“动词/一类形容词(简体形式)+がゆえに”的形式。“~ために”也表示同样的意思,但“~ゆえに”是比较古典的表达方式,多用于书面语(中级第15课)。
その選手は非凡な身体能力のゆえに、世界中から注目を浴びている。
(那位选手以其非凡的运动才能令世界瞩目。)
彼は貧しさゆえに盗みを働いた。
(他因贫困而行窃。)
彼は若いゆえに誤りを犯したのだ。
(他是由于年轻才犯错误的。)
国民の信頼を裏切ったがゆえに、政府は総辞職に追い込まれた。
(由于辜负了国民的信任,政府被迫集体辞职。)
彼は日本人であるがゆえに部屋を借りることができなかった。
(他因是日本人,没能租到房子。)

15.いや,そればかりではない
“いや”用于否定自己之前说的话(中级第28课)。课文中用“いや”先否定前面刚说的话,紧接着再用“そればかりではない”补充前面所讲的内容。
責任は先方にある。いや、こちらが不注意だったのかもしれない。
(责任在对方。不,也可能是我们的疏忽造成的。)
ゲストの中に政治家がいた。いや、そればかりではない、芸能人もたくさんいた。
(来宾中有政治家。不,不仅如此,还有许多艺人。)

新出語彙3

さっする(察~)[サ变他] 觉察,揣测
つとめる(努める)[动2自] 努力
しゅうぎょう(終業)[名] 下课;结业
ベル[名] 铃声
かいぬし(飼い主)[名] 家畜的主人
しっぽ[名] 尾巴
かけよる(駆け寄る)[动1自] 跑
セールス[名] 推销
むかしむかし(昔々)[名] 很久很久以前
ひとめぼれする(一目ぼれ~)[名・サ变自] 一见钟情
たいぼう(待望)[名・サ变他] 期待,盼望
いちどに(一度に)[副] 同时,一下子;一块儿
サンタクロース[名] 圣诞老人
まくらもと(枕元)[名] 枕边
やぶ[名] 草丛,灌木丛
きどる(気取る)[动1他] 装腔作势;冒充,以……自居
とうこうする(投稿~)[名・サ变自他] 投稿
のどじまんたいかい(のど自慢大会)[名] 赛歌会,业余歌手比赛
ひぼん(非凡)[形2] 非凡的
しんたい(身体)[名] 身体
おかす(犯す)[动1他] 犯;冒犯;奸污
そうじしょく(総辞職)[名・サ变自] 总辞职,集体辞职
おいこむ(追い込む)[动1他] 追进,赶进,逼入
げいのうじん(芸能人)[名] 艺人

はなもみもある(花も実もある) 有名有实
はなをもたせる(花を持たせる) 给某人脸上增光
はなよりだんご(花より団子) 舍华求实
~気取り 假装,装模作样

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本文出自桜空学園 © 版权归原作者所有

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