会話
七五三
東京。佐藤家。ある9月の平日。光一が仕事から帰ってくると、一足先に仕事から戻っていた秀麗と、娘の望に出迎えられる。
光一:ただいま一。
望:お帰りなさい。
秀麗:お帰りなさい。ご飯できてるけど…。
光一:おお、腹ぺこなんだ。食べよう。
(夕食の後、お茶を飲みながら)
光一:そうだ、実はさっき、おふくろから携帯に電話がかかってきたんだ。
秀麗:へえ。お義母さん、何て?
光一:望の七五三、どうするのかって。
秀麗:七五三…?
光一:うん、七五三。望も3歳の時にやったでしょう。お宮参りに行って…。
秀麗:あっ、七五三ね。そう言えば、この間、白石さんとその話したんだった。やだ、わたしすっかり忘れてた。
光一:前は着物着なかったけど、望も大きくなったし、今回は着物、どうかなあ。
秀麗:えっ、着物?買うの?
光一:いや、きっとレンタルがあると思うよ。ちょっと調べてみようか。
(インターネットで検索して)
光一:着物のレンタルと、着付けと写真撮影がセットで、25,000円かあ。
秀麗:ちょっと高い気もするけど、いいかもしれないね。中国のお母さんにも送ったら喜んでもらえると思うし。
光一:うん、そうだね。…そうだ、秀麗も着物着たら?
秀麗:そうねえ。せっかくの機会だから、お義母さんからもらった着物を着ようかな。
(望に話しかける)望、11月の七五三、着物着てお参りに行こうね。ママも着るから。
望:着物?ママも着るの?着る着る!
新出語彙1
いふく(衣服) [名] 衣服、服装
しちごさん(七五三) [名] 七五三
ひとあし(一足) [名] 一步
のぞみ(望) [专] 望儿、小望
パパ [名] 爸爸
おふくろ [名] 母亲、妈妈、娘
おかあさん(お義母さん) [名] 婆母、岳母:养母、继母
おみやまいり(お宮参り) [名] 参拜神社
しらいし(白石) [专] 白石
レンタル [名] 出租、租赁
けんさくする(検索~) [名·サ变他] 检索
きつけ(着付け) [名] 给……穿上衣服
ぞうだ 对了;对呀、是的
やだ 哎呀、哎哟
課文
着物
「着物(和服)」は日本の民族衣装として広く知られています。一般に「着物」といわれるのは、ワンピース型の着物とベルトの役割を果たす帯からなる衣服ですが、着物は現在の形になるまでに、どのような変遷を経てきたのでしょうか。そして、着物を取り巻く状況は、今どうなっているのでしょうか。東京着物研究所の泷田久恵さんに聞きました。
一一着物が現在の形になるまでに、どのような変遷があったのでしょうか。
着物の特徴は、前開き、前合わせと、帯を締める形です。現在見られるこのスタイルが確立したのは、今から400年ぐらい前、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけてだとみられます。
4世紀から7世紀ごろ、埴輪や古墳壁画の絵にあるように、男性は筒袖の上衣、だぶだぶのズボン、女性はブラウス風の上衣に巻きスカートのような服を着用していました。この服装形式は、洋服のスタイルに極めて近いものです(図の①)。
奈良時代、遣隋使や遣唐使の往来に伴う中国文化の移入によって、服の形は唐風のゆったりした前開き形式へと切り替わりました。奈良時代は、唐の最盛期にあたり、唐風のファッションが流行しました(図の②)。
8世紀末の平安時代になると、それまで、伝わってきた中国の文化を生かしつつ、日本の気候風土や四季の移り変わりに合わせて、徐々に日本的な生活様式が生まれてきました。衣服についても、平安後期には衣冠束帯(貴族の男性の正装)や十二単(貴族の女性の正装)のような日本独自の形に発展を遂げました(図の③)。このような服装は現在のひな人形に見ることができます。そして、鎌倉時代以降、武士の時代が続く中で、華美で大げさな服装は簡素化され、現代の着物とほとんど変わらない形になってきたのです(図の④⑤⑥)。
一一現在、着物を着る機会は非常に少なくなっていますね。
明治維新以降、日本はあらゆる面で西洋化され、衣服もその例外ではありませんでした。着物を着る人は次第に減っていき、特に戦後はそれが一層進みました。洋服に比べて、活動的でないこと、高価であること、さらに着方が難しいことなどが理由です。
今、街で着物を目にするのは、お正月か成人式、結婚式、卒業式のような特別な日がほとんどです。しかも、その大半が女性で、男性の場合は、落語家や歌舞伎役者といった伝統芸能に携わる人たちなどに限られます。
一一最近新しい動きもあるようですが。
近年、着物の雑誌が新たに刊行されたり、着物を着て街を歩く会ができたりしています。これは、着物のよさが見直されるようになってきたからだといえるでじよう。日常の衣服として着るというよりは、趣味として楽しむということですが、これは着物を愛する者としては、とてもうれしいことです。
着物は確かに現代の生活には合わない面もあります。しかし、民族衣装は着る人が減り、一度滅びてしまったら最後、二度とよみがえることはありません。夏祭りの浴衣、初詣の着物がきっかけでもいいのです。少しでも着物を着る人が増えて、その伝統が途絶えることのないようにしたいものです。
新出語彙2
ベルト[名] 腰帯
へんせん(変遷) [名·サ变自] 变迁
へる(経る) [动2自] 经过、经历
とりまく(取り巻く) [动1他] 围绕
とうきょうきものけんきゅうじょ(東京着物研究所) [专] 东京和服研究所
たきたひさえ(滝田久恵) [专] 泷田久惠
こうき(後期) [名] 后期
いかんそくたい(衣冠束帯) [名](公卿礼装)衣冠束帯
せいそう(正装) [名] 正装、礼装、盛装
じゅうにひとえ(十二単) [名] 十二重(宮廷妇女的一种礼服)
とげる(遂げる) [动2他] 完成、达到
まえびらき(前開き) [名] 前开襟
ひなにんぎょう(ひな人形) [名] 女儿节绢人
まえあわせ(前合わせ) [名] 前开襟
かまくらじだい(鎌倉時代) [专] 镰仓时代
かくりつする(確立~) [名·サ变自他] 确立、确定
かび(華美) [形2] 华丽
かんそ(簡素) [形2] 简朴
あづちももやまじだい(安土桃山時代) [专] 安土桃山时代
れいがい(例外) [名] 例外
しだいに(次第に) [副] 逐渐、慢慢
まっき(末期) [名] 末期
はにわ(埴輪) [名] 陶俑、土俑
こふん(古墳) [名] 古墓
へきが(壁画) [名] 壁画
つつそで(筒袖) [名] 窄袖、筒袖
うわぎ(上衣) [名] 上衣
まきスカート(巻き~) [名] 卷摆裙子
ちゃくようする(着用~) [名·サ变他] 穿
きわめて(極めて) [副] 极为、极其、非常
ならじだい(奈良時代) [专] 奈良时代
けんずいし(遣隋使) [名] 遣隋使
けんとうし(遣唐使) [名] 遣唐使
おうらい(往来) [名·サ变自] 往来
いにゅう(移入) [名·サ变他] 引进、引入
ゆったり [副] 宽敞舒适;舒畅
せんご(戦後) [名] 二战后
かつどうてき(活動的) [形2] 活动
せいじんしき(成人式) [名] 成人节、成人仪式、成人节典礼
たいはん(大半) [名] 大多数、大部分
たずさわる(携わる) [动1自] 从事、有关系、参与、参加
かんこうする(刊行~) [名·サ变他] 刊行、发行、出版
ほろびる(滅びる) [动2自] 灭绝、灭亡
にどと(二度と) [副] 再次、第2次
よみがえる [动1自] 复苏、复兴、复活
なつまつり(夏祭り) [名] 夏令节日、夏季祭祀
とだえる(途絶える) [动2自] 断绝、中断
こふんじだい(古墳時代) [专] 古墓时代
きりかわる(切り替わる) [动1自] 转变、改换
むろまちじだい(室町時代) [专] 室町时代
さいせいき(最盛期) [名] 鼎盛时期、兴盛时期
へいあんじだい(平安時代) [专] 平安时代
ふうど(風土) [名] 水土、风土
うつりかわり(移り変わり) [名] 变迁
せいかつようしき(生活様式) [名] 生活样式、生活方式
ぶけ(武家) [名] 武士门第
~面(めん) ~面;~版面
解説1
1.课文特点 [采访文]
本课课文是一篇虚构的杂志采访,以Q&A的形式构成。通常杂志、报纸多用简体,但为了体现出实际对话的感觉,像本课这样的访谈多用敬体,并且通过变换问话的字体或文字粗细表示强调:有时在提问前面加“一一”符号。通过列出提问,可以清楚地表示该部分的中心内容。在文章内容较多的时候,还可以对大标题加以斟酌或是以加小标题等富于变化的方式来吸引读者的注意。
此外,杂志、报纸的文章有时还在正文之前加上导读。这类导读字数在数百字左右,多用来简要归纳出内容的要点。
——ワンピース型の着物とベルトの役割を果たす帯からなる衣服ですが、…
2.~からなる [书面语]
表示“由……构成”的意思,用于正式场合及书面语。
△この曲は4つの楽章からなっている。(这个曲子由4部乐章组成。)
△協議の末、両国は、17条からなる協定書に調印した。
(谈判的结果,两国在17条协议书上签了字。)
——安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけてだとみられます。
3.~とみられる
“动词(简体形式)+とみられる”“名词+とみられる”表示以观察到的事情、事实为基础,由此进行推测。有时也用“~とみられている”“~とみてよい”的形式。
△富山県警は、12日午後6時ごろ、逃走中の犯人が捨てたとみられる携帯電話を発見した。
(富山县警察12日下午6点左右发现了疑似在逃犯人丢弃的手机。)
△2005年に、寧夏回族自治区で中国最古とみられる絵文字が発見された。
( 2005 年在宁夏回族自治区发现了被认为是中国最古老的象形文字。)
△来月には入場者数が1万人を超えるとみられている。
(下个月入场人数有望超过1万人。)
△このところの異常気象は、エルニーニョ現象が原因であるとみてよい。
(近期的异常天气可以认为是厄尔尼诺现象造成的。)
——男性は筒袖の上衣、だぶだぶのズボン、女性はブラウス風の上衣に…
——服の形は唐風のゆったりした前開き形式へと切り替わりました。
4.“だぶだぶ”“ゆったりした” [拟态词]
在本书的讲解部分,象声词包含了日语的“擬声語(拟声词)”“擬態語(拟态词)”。在本课中,将以后者为重点进行讲解。
如果说拟声词是对人、物、动物发出的声音进行直接模拟、拟态词则是对人、物、动物的状态、动作或人的感觉、感情用类似拟声词的形式进行描摹。
拟声词一般用片假名书写、而拟态词虽然有的也用片假名,如“ピカピカ(一闪一闪的)”“シーンと(鸦雀无声的)”等,但更多的使用平假名书写。
△家の外で猫がニャーニャー鳴いているのが聞こえる。
(所有猫在屋外“喵呜、喵呜”地叫。)
△秘書は社長室のドアをコンコンと2回ノックした。
(秘书在总经理室的门上“笃、笃”地敲了两下。)
“ニャーニャー”模拟猫叫,“コンコン”模拟敲门的声音,由于中文里也使用这样的拟声词,因此容易理解。但即使是同一种声音,不同的语言会用不同的语音,因此日语的拟声词需要作为单词来记忆。
拟声词的用法,像以上的例句中那样或者直接使用,或以“~と”的形式作为副词使用。
△さっきから知らない人がわたしの方をじろじろ見ている。
(一个陌生人对我这边直盯盯地看。)
△その小学校の子供たちはみんな笑颜で、目がきらきらと輝いていた。
(那家小学校的学生个个都笑盈盈的,眼睛熠熠放光。)
其中,“じろじろ見ている”中的“じろじろ”和“目がきらきらと輝いていた”中的“きらきらと”并不是实际上发出了那样的声音,而分別是“被特定的人盯着看了相对较长时间,引起被盯视人的不快”“宝石或星星、眼睛等亮闪闪的样子”的意思。
拟态词除了与拟声词一样直接使用或以“~と”的形式作为副词使用以外,还可以作为名词或形容词使用,有时也可用“~する”的形式,作动词使用。
△山口さんはいつもにこにこしている。
(山口先生总是笑眯眯的。)
△コンビニでほかほかの肉まんを買ってきました。いっしょに食べませんか。
(我从便利店买来了热腾腾的肉包子,咱们一起吃吧。)
△質問された時にほかのことを考えていたので、とんちんかんな答えをしてしまった。
(因为正在想别的事,所以对那个问话回答得文不对题了。)
课文中的“だぶだぶ”是拟态词,表示衣服过于肥大的样子。作为名词,使用“だぶだぶの+名词”“だぶだぶ+だ”的形式。
△このシャツはだぶだぶだ。
(这件衬衫太肥了。)
△やせているので、服を買うとだぶだぶで困る。
(因为长得瘦,衣服不好买,总是嫌太肥。)
“ゆったり”表示①宽宽大大、有富余,或者②不慌不忙、不紧不慢的样子。课文中使用的“ゆったりした”是①的用法,修饰名词“前開き形式”。“ゆったり”也可以用作副词。
△あのう、この服小さいんですけど、もう少しゆったりしたサイズはありませんか。(①)
(劳驾,这件衣服太小了,有没有再稍微宽松一点的号?)
△あのう、この服の襟元、もう少しゆったり作れませんか。(①)
(劳驾,这衣服的领口能不能做得再宽松一点?)
另外,副词“ゆったり”还可以用“ゆったりと”的形式。
△クジラは大海原をゆったり(と)泳いでいる。(②)
(鲸鱼在大洋中悠闲自得地游着。)
象声词的特征①
象声词根据其词形的不同,有以下九种类型。
(①)所修饰的动词较为固定的
〈可以使用“~と”的形式的〉
とぼとぼ/ぶらぶら +行く/歩く
のろのろ +歩く/走る/進む
じろじろ +見る
がみがみ/ぶつぶつ +言う
△1人のお年寄りが夜道をとぼとぼと歩いている。
(一位老人在夜路上踽踽独行。)
〈已经是“~と”的形式的〉
じっと +見る
せっせと +働く
さっさと +帰る/歩く
△よそ見をしていないで、さっさと歩きなさい。
(快点走,别东张西望的。)
(②)以“~する”的形式作动词用的
じめじめ/ねばねば/ざらざら (描述形状)
まごまご/のんびり/ゆったり/げっそり (描述动作、样子)
どきどき/わくわく/うっとり/おどおど (描述心理状态)
△最近毎日雨が降っているので、部屋の中がじめじめしている。
(这几天连着下雨,房间里潮乎乎的。)
(③)多以“~だ/で”“~の+名词”的形式使用的
ぴったり:“帽子がぴったりだ(帽子大小正合适)”
“ぴったりの帽子(大小正合适的帽子)”
だぼだぼ:“シャツがだぼだぼだ(衬衫侉大侉大的)”
“だぼだぼのシャツ(肥大的衬衫)”
ぶかぶか:“靴がぷかぷかだ(鞋子不跟脚)”
“ぶかぶかの靴(咣里咣当的鞋子)”
△靴はぴったりだが、帽子はぷかぷかだ。
(鞋子正合脚,而帽子大得咣里咣当的。)
以上用例中的用法并不一定是固定不変的,如①和②的用例中也有的能够使用③的用法。
——この服装形式は、洋服のスタイルに極めて近いものです。
5.極めて [书面语]
“極めて”与“非常に”“たいへん”“とても”一样,都是表示程度高的副词,但“とても”“たいへん”主要用于口语,“非常に”“極めて”则书面语中用的较多。另外,“極めて”表示的程度高于“非常に”。
△わたしたちの主張が受け入れられず、極めて遺憾に思います。
(我们的主张没有被采纳,极为遗憾。)
△手術後2日経ちましたが、経過は極めて良好です。
(做完手术已经过去两天了,恢复过程极好。)
——このような服装は現在のひな人形に見ることができます。
6.~に見る/~に見られる
用“名1+に+名2+を見る”表示“名2的特征表现在名1”的意思。“名1+に”的部分表示“名2的特征或状态表现的地方”、这里使用的助词“に”与表示场所的“に”用法相同(初级第4课)。课文中的“このような服装は現在のひな人形に見ることができます。”本来是“現在のひな人形にこのような服装を見ることができます。”的形式,是“从女儿节绢人上可以看到平安时代服装的特征”的意思,但把“このような服装を”作为主题用到了句首。另外,“~に見る”多用“~に見られる”的形式。
△彼には反省している様子が全く見られない。
(全然看不到他反省的样子。)
上例即表示“反省している様子が彼に現れていない(反省的样子在他身上没有出现)”的意思。
另外,报纸的标题等也经常用“~に見る+名词”的形式。
△衆議院議員総選挙に見る世論の声。
(众议院议员选举中反映的民众呼声。)
解説2
——男性の場合は、落語家や歌舞伎役者といった伝統芸能に携わる人たちなどに限られます。
7.~は~に限られる
“名1+は+名2+に限られる”是“名1所做的事限定于名2”的意思。
△非常ボタンを押すのは緊急の場合に限られる。
(按非常按钮仅限于紧急情况。)
△控え室を利用できるのは、新郎新婦の親戚に限られる。
(休息室仅限新郎新娘的亲属使用。)
——これは、着物のよさが見直されるようになってきたからだといえるでしょう。
8.見直す
“見直す”有三种意思:①为了确认而重新审视,②对计划等再次研究,③承认迄今没有意识到的价值。其名词形式为“見直し”,如“答案の見直し(重新核对答案)”“開発計画の見直し(开发计划的修正)”。课文中是③的用法。
△ミスがないように、答案を何度も見直した。(①)
(为了避免出错,多次核对了答案。)
△予算が削減されたため、来年度の開発計画を見直す必要がある。(②)
(由于预算被削减,下一年度的开发计划需要修改。)
△技術力と人材の育成を大切にする日本型経営のよさが、欧米でも見直されてきている。(③)
(重视技术力量及人オ培养这一日本式经营的优点在欧美也开始得到认可。
——日常の衣服として着るというよりは、趣味として楽しむ9ということですが、…
9.~というより(は)、~ということだ
“小句1(简体形式)+というより(は)、小句2(简体形式)+ということだ”表示“对小句1的轻微否定,与小句1相比小句2的状态更强”。小句2前面如果是名词或二类形容词时,用“~というより(は)、~だ”。
△この法律の目的は、加害者に罰則を与えるというより、被害者を救済するということです。
(这项法律的目的,与其说是对加害者施以惩罚,不如说是对受害者进行救济。)
△彼は天才というよりは努力家だ。(与其说他是天オ,不如说是位很努力的人。)
——民族衣装は着る人が減、一度滅びてしまったら最後、二度とよみがえることはありません。
10.一度~たら最後、二度と~ない
“一度~たら、二度と~ない”表示“一旦发生了前面的事或达到了那种状态,后面的事就绝对不可能发生”的意思。“たら”后续“最後”表示强调一旦造成前面的状态,则意义非常重大。“たら”有时还可以用“たが”替代。
△スペースシャトルは、一度軌道を外れたら最後、二度と地球には帰還できない。
(航天飞机一旦偏离轨道就全完了,不可能再返回地球。)
△この森は一度迷い込んだら最後、二度と出てこられないそうだ。
(据说在这小森林里一旦迷了路就完了,别想再走出来。)
——少しでも着物を着る人が増えて、その伝統が途絶えることのないようにしたいものです。
11.~ことのないように
“~ことがある”表示“某种事态时有发生”(初级第31课)。
△彼は遅刻することがある。(他有时迟到。)
“~ことがある”的否定形式是“~ことがない”、“动词基本形+ことがない+ように”表示“不要那样”。“~ことがないように”可以用“~ことのないように”替代。
△このような悲惨な事故が二度と起こることがないように、安全対策を心がけてほしい。
(为杜绝这样的悲惨事故再次发生,希望你们在安全对策方面多下功夫。)
△来場者が迷うことのないように、入り口に地図をはっておいてください。
(你在入口出贴上一张地图,别让入场者迷路。)
12.~たいものだ
“~ものだ”有三种意思(中级第2课):①表示过去重复做的事;②表示理所当然;③表示感动。
△昔はよく川で泳いだものだ。(①)
(从前经常在河里游泳。)
△男の子は人前で涙を見せないものだ。(②)
(男儿有泪不轻弹。)
△時の過ぎるのは早いものだ。(③)
(时间过得真快啊!)
其中③还有“~たいものだ”的用法。这是说话人充满感慨,表达希望的用法,“~たいものだ”以外还有“~てほしいものだ”的形式。
△機会があれば、いつか鉄道で、中国全土を旅行したいものだ。
(如果有机会,我要乘火车游遍全中国。)
△もう少し明るいニュースが増えてほしいものだ。
(希望能再多出现一点令人高兴的消息。)
——女性はブラウス風の上衣に巻きスカートのような服を着用していました。
——着物を着る人は次第に滅っていき、特に戦後はそれが一層進みました。
——これは、着物のよさが見直されるようになってきたからだと言えるでしょう。
13. 在时间坐标上的状态与变化
(1)“~た”和“~ていた”
用日语表示过去的动作、事件时,使用动词的过去形式;表示现在或未来时用现在将来形式(初级第22课)。但表示过去不仅用“~た”这样的单纯形式,还经常使用“~ていた”。
△当時、女性は巻きスカートのような服を着用した。
(当时女性穿卷摆裙一类的服装。)
△当時、女性は巻きスカートのような服を着用していた。
(当时女性穿着卷摆裙一类的服装。)
以上句子在语法表达上都是正确的,但用“~た”时可理解为表示动作、事件在时间轴上的某一点,而用“~ていた”时则是具有一定时间长度的“後”。“~ていた”为单句时、只表示动作行为的持续有一定时间长度,但要注意的是,用在文章中,由于前后文的关系,有时句子会不合适。
△先週スキーに行った。その帰りに温泉に寄った。(①)
(上周去滑雪了。回来时顺路去了趟温泉。)
△先週スキーに行っていた。その帰りに温泉に寄った。(②)
(上周去滑雪了。回来时顺路去了趟温泉。)
△先週スキーに行った。初日の夜はひどい吹雪だった。(③)
(上周去滑雪了。第一天晩上暴风雪很猛烈。)
△先週スキーに行っていた。初日の夜はひどい吹雪だった。(④)
(上周滑雪去了。第一天晩上暴风雪很猛烈。)
上面的②,由于“スキーに行っていた”是具有一定时间长度的动作,因此与“その帰りに温泉に寄った”这一“点”的动作难以街接。这种情况下可以把两个动作处理为时间轴中连续的两个点,像①那样来描述。④的后续句子“初日の夜はひどい吹雪だった”是在“スキーに行っている”时间范围内发生的事,所以是正确的。
(2)“~ていく”和“~てくる”表示变化的表达方式有“~ていく”“~てくる”(初级第45课)。
△今後も海外旅行に行く人は増えていくと予想される。
(今后去海外旅行的人仍会不断增加。)
△海外旅行に行く人が増えてきた。
(去海外旅行的人增加了。)
上面的例子是以现在为基准时间的,但在实际使用时并不限于现在。
△10年前には、少しずつでも景気が回復していくと考えられていた。
(在10年前,人们还以为景气会一点点恢复。)
△今夜は徐々に寒くなってくるでしょう。
(今晩开始天气会逐渐变冷。)
这里表示的是“以10年前作为出发点,以那一时刻开始景气逐渐恢复”,以及“以今晩这一未来时间为基准,开始向那个时间点变化。”
(3)“~ようになる”表示变化的表达方式还有“~ようになる”,对日语学习者来说,能够恰当使用并非易事。
△日本に旅行に行って、日本語に興味を持ちました。
(去日本旅行了一趟,对日语感兴趣了。)
△日本に旅行に行って、日本語に興味を持つようになりました。
(去日本旅行了一趟,便开始对日语感兴趣了。)
以日语为母语的人多使用后者“持つようになりました”。如果说“興味を持ちました”,则是把“興味を持つ”这一动作当做一个“点”,仅仅表示过去曾经有过这样的事,而用“持つようになりました”则表示“興味を持つ”这个动作之后,“興味がある”変成一种状态而这种状态还在延续,因此是把焦点放在当前,表示“此后变得一直对日语感兴趣”的意思。